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【中国語】比翼の鳥 意味と由来

 人気のNHK朝ドラのセリフの中で「比翼の鳥」という言葉が、わざわざ字幕入りで出てきてました。


 「比翼の鳥」とは知らない言葉だったので調べてみると、雄と雌がそれぞれ翼と目が1つずつしかなく、いつも2羽が一体になって協力しながら空を飛ぶという中国の伝説上の鳥のことでした。想像するとちょっとグロテスク(笑)。中国語では「比翼鸟bǐyìniǎo」で、仲睦まじい夫婦や場合によっては、ずっと一緒にいる友達同士を表すのだとか。


比翼の鳥 中国語


 この「比翼鸟」は、漢文の授業で習った(はずの)白居易の「長恨歌(ちょうごんか)」という詩の一節にも出てきて、中国人には有名なのだとか。この一節は、唐の玄宗皇帝が楊貴妃に告白した際に引用したという伝説もあるとのこと。


「在天愿作比翼鸟,在地愿为连理枝」
天に在りては願はくは比翼の鳥と作(な)り、地に在りては願はくは連理の枝と為(な)らんと。
(天上界では願わくは比翼の鳥となって、地上では願わくは連理の枝となりましょう。)


このなかの「连理枝liánlǐzhī」は、2本の木がくっついて1本になったもので、これも仲睦まじい夫婦を表すもの。「相生の松」みたいなものですな。


我们成为比翼鸟吧!
俺たち比翼の鳥になろうよ!

小浅和新次郎是好夫妻で,像比翼鸟一样形影不离。
あさと新次郎は良い夫婦、比翼の鳥もたいにいつも一緒で離れない。


 成語と同じように「比翼鸟」のような知的な単語を知っておいて、時々使ってみると、中国人に一目置かれること間違いなしです。ちなみに、比翼の鳥の由来になった伝説を、以下に載せてみました。「渣翻」だけど、よかったら参考まで。


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「比翼の鳥」の伝説


相传古时候有一个叫做柳生的少年,
家境清寒,但是很喜欢听鸟叫,
常常在闲暇之余在家的后山欣赏鸟语,
日子久了居然能够惟妙惟肖地模仿百鸟的叫声。

・家境清寒 :暮らしが貧しい.
・闲暇 :暇な時間,余暇.
・鸟语 :鳥のさえずり
・天赋异禀 :天賦の才能が特に優れている。
・惟妙惟肖wéi miào wéi xiào :本物そっくり

【日本語】
 昔、柳生という少年がいました。貧しい暮らしをしていましたが、鳥の鳴き声を聴くのがとても好きで、いつも時間があると、家の裏山で鳥のさえずりを楽しんでいました。日が経つにつれて、なんと色んな鳥の鳴き声を本物そっくりに真似することができるようになりました。

后来他的母亲生了重病,为了筹医药费,
只好卖身到对面村的黄员外家做长工,
黄员外有个美丽的女儿叫做黄莺,
养了很多的小鸟,其中有一只很会唱歌的金丝雀最得她的欢心。
而在无意间见到美丽的黄莺后,柳生也深深地为她的美貌倾倒。
但是柳生知道两人身份天差地远,是不可能有结果的,
所以也只敢痴痴地在远处看着小姐。

・筹chóu :工面する
・员外 :地主など土地の有力者
・长工 :作男
・金丝雀 :カナリア
・无意间 :知らず知らずのうちに

【日本語】
 しばらくして、彼の母親が重病になり、薬代を工面するために、隣村の黄という地主の家に作男として身を売らなければなくなりました。その黄家には、黄鶯という美しい娘がいました。彼女はたくさんの鳥を飼っていて、その中の歌の上手いカナリアが一番のお気に入りでした。柳生は美しい黄鶯を見てから、その美貌に深く心を惹かれてしまったのです。
 しかし、柳生は二人の身分に天地の差があり、望む結果がありえないことを分かっていたので、遠くからぼんやりと彼女を見るしかありませんでした。

过了两年黄莺养的金丝雀死了,黄莺伤心欲绝,
而柳生为了安慰小姐,就在院子里偷偷学金丝雀的叫声,
黄莺听到歌声以为是自己的金丝雀又回来了,
赶紧到院子里去找,看到了柳生,不禁大为失望,
但是又对于柳生惟妙惟肖的模仿大为惊奇,
便求教于柳生,两人日日相处,便日久生情。

・伤心欲绝 :ひどく悲しむ

【日本語】
 2年が過ぎて、黄鶯が飼っていたカナリアが死に、黄鶯はひどく悲しんでいました。そこで、柳生は彼女を慰めようと、庭でこっそりカナリヤの鳴き真似をしました。
 黄鶯はその歌声を聴くと、自分のカナリアが帰ってきたのかと思って、急いで庭に出て探したところ、柳生を見つけ、とてもがっかりしました。しかし、彼の本物そっくりの鳴き真似には非常に驚きました。すぐに柳生に教えてくれるように頼み、二人は毎日共に過すなかで、情を交わすようになりました。

他们的恋情被黄老爷发现了,且黄老爷大为震怒!
命人把柳生狠狠地打了一顿丢到黄河里去,
黄莺知道了此事•怒气攻心,吐了一口血后便晕倒在地,
不待大夫赶到便在床上一命呜呼,香消玉殒....
黄莺死后,从她的心口跳出了一只只有一眼一翅的美丽小鸟,朝着黄河边跑去,
而正要被丢下黄河的柳生看到了这只小鸟,也咽下了最后一口气,
从他的心口也跳出了一只一目一翅的美丽小鸟,
和黄莺心口跳出的鸟儿和在一起唱着歌飞向天空....

・怒气攻心 :悲しみや怒りのために意識が朦朧となる.
・一命呜呼yī mìng wū hū  :死ぬ くたばる
・香消玉殒xiāng xiāo yù yǔn :美人の死の形容.
・心口 :みぞおち

【日本語】
  彼らの恋愛は黄家の当主に知られ激怒しました。そこで人に命じて柳生を容赦なく打ちのめかしたあと、黄河に投げ捨てました。このことを知った黄鶯は悲しみのあまり意識が朦朧となり、血を吐いて倒れ、医者の到着を待たずに、美しい娘は死んでしまいました。黄鶯の死後、彼女のみぞおちから、一羽の目が一つ、翼も一つの美しい小鳥が跳び出てきて、黄河の方に向かって走り去っていきました。
 黄河に捨てられた柳生は、この小鳥を見たところで息を引き取り、彼のみぞおちからも一羽の目が一つ、翼も一つの美しい小鳥が跳出ててきて、黄鶯のみぞおちから出た鳥と一緒に歌いながら、大空に向かって飛んでいったのでした。(完)


あさが来た(上) [ 古川智映子 ]



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